・子どもが算数を苦手と感じているので、なんとかしたい。
算数は、積み重ねの教科です。
どこかで、苦手を感じてしまうと、実はそこから抜け出すのに苦労します。
本記事では、算数を嫌い、できないと感じている小学生が、苦手を克服する方法について、小学生の親で家庭教師の経験のある筆者の考えを書いています。
算数が嫌い・苦手な小学生
2018年、学研教育学総合研究所の調査では、算数は嫌いな教科の第1位となっています。
小学生全体の約25%が、算数が嫌いな教科と答えています。
学年別では、以下の通りです。
小学1年生 25%
小学2年生 27.5%
小学3年生 20.5%
小学4年生 25%
小学5年生 25.5%
小学6年生 21.5%
小学生の1/4が嫌いな教科と答えている。
なんで嫌いになったのかな??
算数、学年別の内容をチェック
小学1年生から6年生で学ぶ算数の内容です。
これをみると、算数にはつながりがあり、どこかでつまづくと、そのあとの学年に進んだときには、『もっとわからない』もしくは、『どこがわからないのかわからない』状況になってしまいます。
小学1年生
・数の概念
個数を比べたり、順番を数えたり、時計の読み方や数の構成について学びます。
・足し算、引き算
簡単なたし算、ひき算は暗記しましょう。
小学1年生の学習のつまづきポイントと、親が教える方法について記事にしています。
小学1年生勉強嫌い?ついていけない?算数、国語のつまずきポイントと教え方
小学2年生
・足し算、引き算(2桁同士)
・九九
小学3年生
・足し算、引き算(3桁同士)
・掛け算(2桁)
・九九でできる割り算
・分数
小学4年生
・割り算
・小数
・分数(掛け算、割り算)
・図形
紙の上だけでなく、模型を使ったり、図形パズルなどを使うことで理解が深まります。
小学5年生
・小数
・約分、倍数、素数
・分数
・単位・平均
・割合
・図形
スーパーに行って、定価の〇%引きのシールを貼っているものを見つけ、いくらになるかを子どもと一緒に考えましょう。濃度の問題では食塩水の代わりに、カルピスを使って、味を確かめながら実験することで理解が深まります。
小学6年生
・分数
・図形
・速さ
・比例、反比例
・場合の数
速さは、一定の時間で、どれくらいの距離を進むことができたかを示すものです。
グーグルマップを使って、歩く、自転車、車など実際の生活で10分でどれだけ進んだかなど、子どもと体験してください。
小学校で学ぶ単元一覧
RISU算数のステージ一覧より、小学校で学ぶ単元が詳しく確認できます。
ステージ一覧をみると、難しい単元がたくさんありますね。
ステージ 2 たしざん①
ステージ 3 たしざん②
ステージ 4 たしざん③
ステージ 5 ひきざん①
ステージ 6 ひきざん②
ステージ 7 ひきざん③
ステージ 8 たしひきのけいさん
ステージ9A 100をかぞえよう
ステージ9B 大きなかずをしろう
ステージ10 かけ算①
ステージ11 かけ算②
ステージ12 かけ算③
ステージ13 たし算④
ステージ14 たし算⑤
ステージ15 たし算⑥
ステージ16 たし算⑦
ステージ17 ひき算④
ステージ18 ひき算⑤
ステージ19 ひき算⑥
ステージ20 ひき算⑦
ステージ21 とけいのよみかた
ステージ22 時間と時刻の計算
ステージ23 かたちとおおきさ①
ステージ24 かたちとおおきさ②
ステージ25 図形をくみたてよう
ステージ26 かさなりの計算と計算のくふう
ステージ27 たし算⑧
ステージ28 ひき算⑧
ステージ29 かけ算④
ステージ30 かけ算⑤
ステージ31 かけ算⑥
ステージ32 かけ算⑦
ステージ33 わり算①
ステージ34 わり算②
ステージ35 わり算③
ステージ36 わり算④
ステージ37 わり算⑤
ステージ38 万より大きい数字
ステージ39 時・分・秒の計算
ステージ40 3年生の図形
ステージ41 たんい・かずのはかりかた
ステージ42 グラフをつかってかんがえよう
ステージ43 小数のきそと計算
ステージ44 分数のきそと計算
ステージ45 計測
ステージ46 億・兆と整数・小数
ステージ47 グラフを読みとこう
ステージ48 わり算の筆算と暗算①
ステージ49 わり算の筆算と暗算②
ステージ50 わる数が2ケタのわり算
ステージ51 わる数が3ケタのわり算
ステージ52 計算のじゅんばん
ステージ53 分数・小数の計算②
ステージ54 分数・小数の計算③
ステージ55 小数のかけ算①
ステージ56 小数のわり算①
ステージ57 およその数・四捨五入
ステージ58 角度のはかり方
ステージ59 四角形の面積①
ステージ60 図形の面積いろいろ
ステージ61 角度の計算
ステージ62 対称・相似・合同
ステージ63 立方体と直方体
ステージ64 さまざまな図形の形
ステージ65 くふうして問題をとこう
ステージ66 小数のかけ算②
ステージ67 小数のわり算②
ステージ68 小数のわり算③
ステージ69 倍数と約数
ステージ70 素数と素因数分解
ステージ71 小数と分数の計算④
ステージ72 約分と通分
ステージ73 分数のたし算・ひき算
ステージ74 分数のかけ算・わり算①
ステージ75 分数のかけ算・わり算②
ステージ76 体積①
ステージ77 体積②/およその面積
ステージ78 平均と比べ方
ステージ79 百分率と割合①
ステージ80 百分率と割合②
ステージ81 百分率とグラフ・比
ステージ82 分数と分数のかけ算
ステージ83 分数と分数のわり算
ステージ84 四則混合
ステージ85 速さの計算
ステージ86 XとYの計算
ステージ87 比例と反比例
ステージ88 さまざまなグラフ
ステージ89 円周の長さを求めよう
ステージ90 円の面積を計算しよう
ステージ91 角柱・円柱・錐体の体積
ステージ92 線対象・点対称
ステージ93 拡大と縮小
ステージ 2 虫食い算
ステージ 3 植木算
ステージ 4 旅人算
ステージ 5 インド式暗算術
ステージ 6 規則性の問題
ステージ 7 さまざまな数列
ステージ 8 場合の数と確率
ステージ 9 和差算&分配算
ステージ10 あざやかに解ける計算
ステージ11 仕事算
ステージ12 入試でラストステージ
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算数の苦手を克服するには
計算力を鍛える
算数の基礎は、計算です。
計算力を高めることから始めましょう。
毎日、計算のドリルやプリントをし、正確に早く解けるように繰り返します。
スポーツの基礎練習が体力作りであるように、図形や文章題などの応用に入る前に基礎をしっかり身につけてください。
ちなみに、図形や文章題、単位、割合、速さが得意なのに、計算が苦手なんだ!という話はあまりききません。
算数力を鍛える
考える力、文章を読み解く力、イメージする力、イメージした場面を数式で表す力などが、算数では必要となります。
・文章からイメージする。
・イメージした場面を数式に表す。
・考えて、答えを導きだす。
算数は、計算だけでなく、思考力や読解力も必要です。
思考力を鍛えるには、正解をすぐに教えない。
パズルなどで考える力を身につけると効果的です。
読解力は、本を読むなど積み重ねて習得する力です。
すぐに身につけることは難しいですが、算数問題に関しては、取り組むときに、絵や図を書いて理解するくせをつけることで訓練できます。
つまづきまで遡って学習し直す
算数が苦手と感じている子どもは、どこかでわからないまま、わかったふりをしながら進んでしまっています。
それが、どこでつまづいたかわからない状態になっている子どもがいます。
6年生で算数が苦手なら、5年生に戻ってもまだわからない場合もあります。
そんな時、親としてどうしたらいいのか悩みますね・・。
塾に入れる
塾はしっかり選ぶことが必要です。
集団で学ぶ環境では、わからないことを言えず、わかったふりをしてしまう可能性があります。
個別の塾や算数に特化した塾で、先生がしっかり対応してくれるところを探しましょう。
家庭教師
個別の塾と同じですが、しっかり対応してくれる先生でないと、かける費用に対して効果が得られない可能性があります。
先生の当たり外れが多いので、合う先生を見つけることが重要です。
公文式
公文式は、計算力をつける教室です。
つまづきが計算に関することであれば、公文式でさかのぼって学習できるので、効果はでると考えます。
公文式は、2学年下くらいから遡り学習します。
小学校4年生以降の入会で、周りの目を気にする子は、たし算、ひき算や九九から始めることに恥ずかしさを感じて嫌がる可能性はあります。
(すぐに追いつくので気にする必要はないです。)
RISU算数(タブレット学習)
小学3年生以降であれば、RISU算数がいいのではないかと思っています。
RISU算数は、学年関係なしに、最初におこなう学力テストの結果に基づいて、1人1人に合ったステージから学習できるタブレット教材です。
わからないところは、チューターと呼ばれる先生の動画を何度でも見ることができ、解き方がわかるの点、単元が細かいので、どこでつまづいたかわかりやすいです。
タブレット学習なので、図形にも強く、特に4年生~6年生の学習のつまずきやすいところに向き合って学習できます。
やる気があれば、自宅でどこまでも進めることができるのもおすすめです。
苦手を克服したい小学生にぴったりの教材だと、本気で思っています。
家庭教師や塾よりもコスパがいいので、一回お試ししてみてください。
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算数を得意にするには
子どもは、周りよりできていることに対して、得意だと感じます。
小学校低学年のうちは、計算力をつけることで、『みんなより計算が早い=算数が得意』と思わせることが大切です。
『得意だからがんばる』と難しい問題に、前向きに挑戦していけるようにサポートしましょう。
『苦手だからがんばる』子どもよりも伸びやすいです。
すでに、算数に苦手意識を持っている子どもに対しては、自信をつけることを意識してください。
例えば、図形の問題が苦手な場合
『図形はちょっと苦手だけど、速さの問題がわかっているのはすごいね。』
『お母さんは小学生の時、速さの問題が全く意味がわからなかったよ。』
などと、得意な単元を褒めることや、
『お母さんも図形の問題が、苦手だったよ・・。一緒に勉強しよう』
学習後は、『まだよくわからないから、○○ちゃん教えてくれない?』
と、子どもに先生役をお願いするなど、子どもがやる気を出すようにサポートしましょう。
RISU算数の回し者ではないのですが、実際に子どもが学習をしてみて、RISU算数は算数嫌い、苦手と思ってしまった子どもに良いと思い記事を書きました。
悩んでいる方は、試してみてくださいね。
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徹底比較!RISU算数vs公文vsスマイルゼミ メリット・デメリット・口コミ・併用中の感想までRISU算数の料金と一番お得な入会方法についての記事
【RISU算数!お試し受講する前に読んでほしい】料金と一番お得な入会方法小学1年生の子どもに親が教えるポイントについて詳しく記事にしています。
小学1年生勉強嫌い?ついていけない?算数、国語のつまずきポイントと教え方