2023年11月の全統小を小3の娘が受けました。
小1の11月から受け始め、今回で5回目の受験です。
今までの結果はこちらをご覧ください。
今回も来年以降、全統小を受ける子がテスト前に軽く対策できるように、テストの大まかな内容や正答率の低い問題を中心にお伝えしていきます。
全国統一小学生テスト 3年生11月の結果
少しずつ成績が上がっています。
前回、68.9なのでようやく偏差値70を超えることができてうれしいです。
(算数のミスが気になりますが、がんばりました。)
今回、2教科の偏差値が70.7でした。
全統小 小3 2023年11月の分析
さっそく、今回も分析していきます。
小3は6月からマークシートでの解答となります。
算数35分、国語35分、配点はそれぞれ150点です。
2023年11月は国語の平均点が低めでした。
なぜかというと、長文問題が女子の恋心をテーマにしていたから、小3の男子には難しかったようです。
国語、全国平均点が83.5 女子の平均点が86.2です。
算数は、最後の問題が難しかったようですね。正答率0.0%でした。
教科別に詳しくお伝えします。
小3 算数
個人成績表から、正答率を確認しながら問題の内容を説明します。
娘、マークミスで正答率93.7%の問題(7点)と正答率78.5%の問題(7点)を落としています。
問題文のチェックは合っていただけに、残念としかいいようがない。
大問5の①も、②ができているんだからわかってたよね・・。
答え合わせで140点予想をして、「決勝に行けたらディズニーランドに行こう」なんて親子で浮かれていましたが、結果は120点。
テストの結果に久しぶりに一喜一憂してしまいました・・。
大問1
計算問題 5問×7点
たし算、かけ算、あまりの出るわり算、□を使った計算が出題されました。
マークシートで5コの選択肢から選ぶ問題なので、正答率は高いです。
大問2
1行問題 5問×7点
教科書レベルの問題です。
お金の計算、dlとmlの単位問題、時間、図形などが出題されました。
dlとmlの単位問題の正答率が31.2%と低かったです。
学校で習ってから時間が経っているので、忘れている子も多いような気がします。
テスト前に軽く単位の確認をしてください。
大問3
応用問題 4問×6点
①はひき算の応用です。教科書レベル
②は正方形と長方形の周りの長さから1辺を求める問題ですが、ヒントが多いので直感的に解けそうと思いましたが、正答率29.9%と低かったです。
③は数字の羅列を見て、きまりをみつける問題です。今回は前に並ぶ2つの数をたしていく数列です。正答率59.1%
④はサイコロの問題です。これは難しいです。まずは問題の意味を理解するところでわからなく感じる子が多そうです。正答率7%
大問4
円 2問×7点
円が2つあり、半径が出ているので直径を求める問題です。
難しそうに見えますが、半径×2が直径と知っていれば(知っていなくても)解ける問題です。
すぐに解けた子が多そうです。
大問5
道のりの問題 2問×6点
水族館の地図の図に入口や動物が書かれており、道のりを求める問題です。
①はそのまま足せば答えが出ますが、②は違いを出すので3回計算をして答えを出します。
また、メートルをキロメートルに直す作業が必要です。
大問6
立体図形 3問×5点
立方体に数字が書かれています。
①は向かい合う面の数字を答える
②は数字と向きを答える
③は正しい向きをみつけ、合計した数を答える
図形が得意でない子にとっては③はとても難しいです。
大問7
数字の書かれたカードから3枚を引き、計算機に入れ、答えを導き出す問題 3問×5点
これは、ルールを理解するのに時間がかかります。
①は簡単ですが、②と③は全て選ぶ必要があり、時間オーバーになった子が多かったと想像できます。
難しいですね。
算数の対策
今回も内容に全て目を通し、対策を考えました。
大問1、2、3、4、5は初見でもできるレベルですが、大問6、7は同じような問題に取り組んでいないとなかなか点数を取るのは難しいと感じました。
正答率を見ると、立体図形が低いです。
大問3の④、サイコロの問題が7%
大問6の箱を組み立てる問題、①が57.7%、②が14.3%、③が10.7%です。
まだ小3なので立体の問題を解く経験がない子も多いのではないかと思いました。
苦手意識を持たないように、取り組みやすい問題集で演習を積むのが良いと感じています。
立体図形の問題で取り組みやすい市販の問題集は、算数ラボ図形です。
また四谷大塚系の塾で、全統小に出てくる問題に取り組んでいることを考えると、四谷大塚系の東進オンライン学校 小学部で学ぶのは選択肢の一つです。
全国統一小学生テストと同じレベル、形式で年に2回テストが受けれるようなので、全統小を定期的に受けようと思っている場合は、東進オンライン学校 小学部が安くおすすめです。
四谷大塚の市販ドリルは、はなまるリトルです。
小3 国語
国語は今回、恋愛ものの物語文から出題されたために、女子は点数が取れたけれど、男子は不利だったような気がします。(小3男子には難しいよね~)
娘は漢字と語彙で間違えましたが、心情の理解はなんとなくできたようです。
大問1
漢字 5問×4点
同音異字問題です。
4つの選択肢の中から同じ漢字を使っているものを選びます。
娘は地道な努力の「地」がわからなくて、間違えました。
「自力」を選択していました。正答率32.3%
大問2
漢字の読み 4問×4点
4つの熟語の中から、読み方の違うものを1つ選ぶ問題です。
「作」の読み間違いが多く、正答率31.8%でした。
大問3
共通する動作や心・体の状態を表す言葉 4問×4点
たとえば、「のろのろ」「もたもた」と共通する言葉は「ぐずぐず」という問題が出題されました。
大問4
慣用句 5問×4点
今回は「耳」を使った慣用句の意味を選ぶ問題でした。
大問5
物語文 12問×5~7点
出典は岩瀬成子さんの「ひとりかもしれない」です。
①は語彙の本文中の意味を答える問題です。
娘は「きまりわるそうに」を間違えました。
②以降は心情を理解して答える問題です。
前回6月の全統小も女子の物語でしたが、今回は特に難しかったようですね。
国語の対策
国語の対策は難しいですが、漢字、語彙、文法の基礎を身につけること、小3なので、親が一緒に長文問題に取り組むのが効果が高いのではないかと思います。
うちでは、読解問題に取り組む時に、本文を子どもが読んで、まずは分からない語彙がないかをチェックし、問題文を私が読み、その問題に対応した部分を一緒に確認しています。
読解力はこちらを参考にしてください。
小学生の読解力を鍛える方法+おすすめの本&ドリル8選(低学年~中学受験生)
全統小のテスト対策としての漢字は、漢字は簡単だけど難しい読み方の熟語が読めるようにしたいです。
おすすめは、小学生の漢字1026字読み取りドリルです。
1年生から学年ごとに掲載しているので、わが家では、テスト前に見直しするようにしています。
語彙はこちらを参考にしてください。
小学生の語彙力をアップさせる5つの方法+オススメ本13冊
低学年の子どもに長文読解の方法を親が教えるのは、難しいし面倒です。
東進オンライン学校 小学部では、長文の読み方などを丁寧に教えてくれるので、親子で授業を見て課題に取り組むのも良さそうです。
全国統一小学生テストを低学年で受けてよかったなぁ
娘は、小1の11月から全統小を受け続けました。
親としては、このテストを受けるたびに、子どもに足りていない部分がわかりました。
例えば、「この熟語が読めないのか」「もう慣用句がテストに出るのね」というように、家庭学習で強化する範囲が見つかりました。
子どもにとっても全国で、順位が出るのが面白かったようです。
都道府県別で結果がでるのもやる気につながりました。(関西は受ける人数が少ないので)
毎回、「全統小受ける?」と聞くと、「もちろん受けるよ」と言うので楽しんでいたようです。
このテストを受けるのも今回か、小4の6月で最後になります。
もし6月に受けたらまたレポートします。
低学年のうちは、塾に行っていない子もたくさんいると思いますが、このような外部のテストを積極的に活用して家庭学習に活かしてくださいね。
娘は浜学園に通っています。
関西では有名な塾ですが、算数のカリキュラムやテキストが、なかなか良いと感じています。
低学年で算数を強化したい子は、浜学園のWEBスクールもチェックしてみてください。