通信教育は、たくさんの種類があり迷いますね。
私たちが求めるものと提供される内容が合っていないと、続かなかったり、費用対効果が低いと感じて辞めてしまうこともあります。
今回は中学受験を考えている幼児から小学生向けの通信教育のおすすめを紹介します。
幼児・小学校低学年は、中学受験に必要となる能力や思考力を高める教材に取り組むことが大切です。
3年生以降は、本格的に受験に向けて学習を開始します。
入塾するまでの学習、塾と併用、塾なしで中学受験などパターンを想定して、紹介しています。
ぜひ最後までお読みください。
筆者は、様々な教育関連企業や中学受験に関するセミナーに参加して情報を収集、整理して記事にしています。
能力を鍛える通信教育【幼児~小学3年生】
幼児・小学校低学年のうちに身につけたいことは、様々な能力の向上と学習習慣です。
4年生以降の本格的に受験勉強がスタートする前におすすめの教材を紹介します。
ワンダーボックス
中学受験の問題を解く上で必要となる思考力・図形センスなどを育てます。
4歳~10歳向けの教材なので、個人的には幼児からスタートさせることをおススメしますが、低学年でも十分間に合います。
ワンダーボックスの開発者は「算数オリンピック」の問題作成や「なぞぺ~」を制作した川島慶氏です。
思考力を育てる「シンクシンク」のアプリの開発者でもあります。
わが子は私が悩む図形パズルをパッと見ただけで解く時があります。
ワンダーボックスのおかげかもしれません。
学校で習う、読み書き計算は全く学ぶことはできませんが、数理的な力の土台が身に付くような教材です。
算数を先取りするならRISU算数
算数に特化した教材といえば、RISU算数です。
算数が好きな子どもは、どんどん先に進めるので楽しい教材です。
わが子は1年生になったタイミングで挑戦しましたが、費用対効果を考え、まだ少し早かったと親が感じたので辞めました。
小3からの1年間というようにタイミングや期間を決めて取り組むと良いのではないかと考えています。
ブンブンどりむ
公立の中高一貫校の受験では必須の作文ですが、私立の難関校でも自由記述問題が出題されています。
低学年の塾の中には作文を毎回宿題に出しているところや、私立の小学校でも作文に力を入れるところが多いですね。
ブンブンどりむは作文の書き方から表現力、公立中高一貫校の受験記述力を鍛えてくれる通信教育です。
わが子は、今のところ作文力は皆無です。
齋藤孝先生監修の教材なので、気になっています。
ようやく小学校で作文に取り組み始めたところなので、様子を見ている最中です。
AIでは代替できない!? 記述力や読解力
身につけるなら「ブンブンどりむ」で♪
無料体験キットプレゼント中!
学習習慣+思考力を鍛える通信教育【幼児~小学2年生】
学習習慣を身につけると共に、難しい問題にチャレンジし、考える力をつけることができる教材を紹介します。
Z会
Z会の中学受験講座は3年生からです。
しかし、幼児・小学校1、2年生の教材も他の通信教育よりもレベルが高く良問が多いのが特徴です。
2年生からはレベル選択が可能となり、スタンダード以外にハイレベルを選択できます。
オプション講座の『みらい思考力ワーク』は考え抜く力を育てるので、中学受験の基礎の力が身に付きます。
Z会は紙教材とタブレット教材が選べます。
中学受験を検討しているなら、紙教材がおすすめです。
今後、ぎりぎりまで塾に通う予定がない人は、Z会で学習を積み上げ、3年生からの中学受験コースに入るとスムーズです。
進研ゼミ 考える力・プラス講座
【進研ゼミ小学講座】の中のオプション講座として、教科書レベルを超えた『考える力・プラス講座』があります。
進研ゼミ小学講座のオプションコースのページは見つけにくいです。
スマートフォンだと、右上のメニューをクリックし、下の方にある有料オプションをクリックし子どもの学年を選択してください。
そのページから資料請求しないと、希望の資料が届きません。
1年生から4教科を学習できる通信教育は少ないです。
公立中高一貫校を目指す子どもにもおすすめです。
東進オンライン
東進オンライン学校 小学部は、四谷大塚と東進がタッグを組んで始めた通信教育です。
映像で授業を受け、確認テストを行い、月例テストを月に1回受けるという塾のシステムを通信教育にしています。
小学1、2年生は算国で2,178円、小学3年生~6年生は算国理社で3,278円と受講料が安いです。
特に国語の長文問題が苦手な子どもには、先生と一緒に物語を読んで、表現から客観的に気持ちを読み取る訓練ができます。
入塾前に、塾のシステムと同じように学習できるのでおすすめです。
丁寧に授業をしてくれるので、子どもの状況に合わせて学年を先取りするのもいいですね。
中学受験向け通信教育【小学3年生~6年生】
中学受験は、特殊な問題が多いので、塾に通って学習することが一般的です。
しかし、映像で授業を受けることが可能となり、通信教育や塾のWeb講義を上手く活用して学習する子どもも増えています。
・通信教育をメインとして利用する
・塾と併用して利用する
どのような目的で利用するか、目指すレベル・志望校(私立、公立中高一貫校)によって選択しましょう。
Z会【小学生コース】【中学受験コース】
Z会の通信教育 小学生コースは「教科書+α」の問題です。考えて解くことを習慣にさせます。
5年生からは「公立中高一貫受験対策」、「作文」の講座が用意されています。
レベルがスタンダードとハイレベルがあり、スタンダードでも教科書レベルを超えた内容です。
中学受験コースは難関国私立中学の入試を突破できる力を身につける内容です。
塾のシステムと同じく映像授業を受けて、問題を解き、質問をする流れです。
毎月の「月例テスト」で苦手を克服し「志望校判断テスト」後には受験校決定に向けてフォローがあります。
志望校別の予想演習の講座では、「筑波大付属駒場」「開成」や「灘」「甲陽学院」など学校別で用意されています。
低学年はZ会で学び、途中から塾に切り替える方が多いです。
Z会をメインにテストを外部の塾で受け、塾に行かずに合格される方もいます。
レベルが高いので高学年の人は資料請求して教材をチェックしてください。
進研ゼミ【考える力・プラス中学受験講座】【公立中高一貫校受験講座】
【進研ゼミ小学講座】の中学受験向け講座は以下の3つです。
3年生から「作文・表現力講座」
4年生から「考える力・プラス講座中学受験講座」
5年生から「公立中高一貫校受験講座」
進研ゼミの中学受験講座は、Z会よりも難易度は低く、演習量も少ないです。
習い事などで時間が取れない場合や、塾と併用して基礎を固めるのに適しています。
Z会だと子どもがしんどいと感じる場合や、公立中高一貫校だけを受験する場合におすすめです。
スタディサプリ小学講座 中学受験対策
スタサプの中にも中学受験対策がありますが、スタディサプリだけで中学受験対策を行うのは難しいと感じます。
しかし、塾で理解できなかったり、苦手な単元をスタディサプリを見ることによって理解を深めることができるので塾と併用して利用することをおすすめします。
受講料が2,178円塾と併用しても負担にならず、1コマ15分という時間もちょうどよいので苦手な単元の復習に使いやすいです。
理科、社会の苦手なところをすきま時間に学習するのがおすすめです。
まとめ
塾なしで中学受験したい場合は、Z会をすすめます。
低学年の小学生コースで学習を積み上げ、中学受験コースに進むとスムーズです。
しかし途中から始める(5年生など)場合は、子どもが難しいと感じることが多々あり、フォローが必要です。
私立を受けずに公立中高一貫校のみを受験する場合は、Z会の通信教育 小学生コースか【進研ゼミ小学講座】「公立中高一貫校受験講座」を検討してください。
その他にも、Webスクールを開講している浜学園などの中学受験の大手塾があります。
塾のWebスクール生となることで、塾の持っている情報や、塾生が受ける学力テストで自分の立ち位置を確認することができるので、できるだけ受験希望エリアで探すようにしてください。
親が情報を取得し、自分の子どもに合う教材を選ぶことが大切ですね。
様々な教材や通信教育が新しく出てきています。
私もアンテナを張り巡らせ、効果の高いものについては皆さんにお伝えしたいと思っています。
資料請求すると、テキストが確認できるので、見比べてみてください。