浜学園に入塾を検討している人、塾選びで悩んでいる人に、入塾前に知っておくべき浜学園のシステム、テキスト、テストについて紹介します。
実際に通わせている親目線で、親がすることについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
浜学園入塾前に知っておくべき11のこと
システム
浜学園は、関西最大手の中学受験専門塾です。
小学1年生から6年生までのカリキュラムがしっかりしています。
カリキュラムの進度は早く、何回も繰り返し学習するように組まれています。
各学年ごとの詳しいカリキュラムは資料請求のパンフレットに全て記載されていますが、カリキュラムの進度は他塾に比べると早いです。
また、オンラインシステムを早くから活用しており、宿題や公開学力テストの解説動画や親子向けのセミナーなどもオンライン上で受けることができます。
講師のレベルが高いのも特徴です。
子どもは、先生の授業が面白くてわかりやすいと言います。
詳しいシステム内容、メリット・デメリットはこちらの記事をご覧ください。
クラス分け&席順
小1~小3はSクラス、Hクラスの2クラス、
小4~小6はVクラス、Sクラス、Hクラスの3クラスに分かれます。
ただし、上本町や西宮などの大規模校は、V1→V2というようにクラスがさらに分かれます。
さらに上位数名のV0クラスも存在します。
逆に、小規模校の場合は「VS混合クラス」「SH混合クラス」もあります。
わが子が通っている小2土曜マスターは、SH混合クラスです。
授業は一緒に受けますが、復習テストはそれぞれのクラスに合ったものを受けています。
学年 | クラス | ||
小1~小3 | Sクラス | Hクラス | |
小4~小6 | Vクラス | Sクラス | Hクラス |
クラス分けの頻度は、マスターコースは、2カ月に1度、土曜マスターコースは、4カ月に1度行われます。
マスターコースは2カ月分の復習テスト(毎回)+公開学力テスト(月に1回)、
土曜マスターコースは、4カ月分の公開学力テスト(月に1回)の成績で決まります。
浜学園のマイページで、クラス内のテストの点数、順位が確認できます。
クラスでの席は、成績順ではありません。
テキスト
佐藤ママが、テキストの良さで浜学園に決めたというくらい、浜学園のテキストの問題が良いと評判です。
算数のテキストが特に秀逸で、基礎から応用にかけての流れが良く、良問が多いです。
受験指導専門家のにしむら先生も、YouTubeで浜学園の講師のレベルの高さとテキストの良さについて語っています。
わが子は、国語の読解力は浜学園のテキストに取り組むことで伸びました。
宿題 家庭学習
宿題は、他塾に比べると多いと感じます。
しかしクラスによって範囲と量が異なります。
毎週の学習計画表に従って、各クラスの範囲の宿題をこなします。
Vクラスは宿題が多く、Hクラスはそれほど多くありません。
宿題に関して、先生からチェックはされますが、細かく指導されることは少ないです。
入塾後は大変に感じますが、慣れます。
また浜学園の宿題を毎週積み上げることで力がつきます。
しかし小5、小6はマスターコース以外の講座を併用する子も多く、宿題の量は増えます。
復習テスト
復習テストは、クラスによって内容が異なります。
毎回、前回の学習のテストが行われ、クラス替えにも関わってきます。
クラス内で3位まで発表されます。
親は、復習テストの点数や平均点をマイページ内で確認できるので、子どもの苦手な単元を確認できますよ。
復習テストをファイリングして、社会や理科などはテキスト代わりに使うことを、佐藤ママが推奨しています。
私も復習テストは、佐藤ママ式のファイリング方法ですぐに確認できるようにしています。
公開学力テスト
毎月2週目の日曜日に行われる浜学園の公開学力テストは、小6で約3000名が受験します。
テスト後は、問題・解答を持ち帰り、順位などの結果は3日後。
動画解説、各問題ごとの難易度、正答率を確認でき、類題もマイページ上で解くことができます。
平均点、偏差値、順位から自分の立ち位置を確認できます。
他塾よりも人数が多く優秀な子が集まる塾なので、偏差値は低くでます。
(80%合格の偏差値でいうと、灘中で浜学園64、日能研71です。)
公開テストの偏差値を参考に志望校を検討できます。
\テストだけを受けに来ている子もいます/
月謝
基本はマスターコースですが、最高レベル特訓や、志望校別特訓などを追加で受講していくと費用が上がります。
詳しい費用はこちらをご覧ください。
希学園、馬渕教室との月謝の比較は、こちら
季節講習
浜学園の季節講習は、マスターコースを受講している人は、必修。
土曜マスターコースは選択となります。
講習内容は、復習講座です。
春期講習、冬季講習時は、通常のマスター、土曜マスターは休みになりますが、夏期講習時は、マスターコースも通常授業があります。
おすすめのイベント・講習会
浜学園は、各教室での講習会の他、オンラインでの講習会、イベントをよく開催しています。
私が参加した中でよかったイベントを紹介します。
入塾前でも参加できるものが多いので、チェックしてください。
・浜学園ベテラン講師によるプレミアム講座
今までは、各教室行っていたものを、WEB講座で受けることができるようになりました。
計算の裏技講義や、図形の極意、説明的文章を速く解くコツなど、学年ごとに様々な講座があります。
・村田先生の「算数が劇的に伸びる7つのルール」
塾生(保護者)対象の講座です。
定期的に行っているので、入塾後この講座を見つけたら参加されることをすすめます。
算数の取り組み方のコツがわかります。
・佐藤ママとZoom座談会
佐藤ママが浜学園の保護者を対象に定期的に座談会を行っています。
浜学園の保護者向けなのでリアルで面白いです。
2022年は、佐藤ママの娘さんが参加された時(神回)がありました。
(お声だけですが素敵なお嬢さんでした。就職されるので、今後娘さんの開催はなさそうです。)
各教室では、地域の公立中高一貫校の話や、教室の生徒の学習法などを紹介する講座が開かれています。
合格実績
合格実績は、浜学園のホームページ上に掲載しています。
また合格体験記は、学校ごとに掲載されており、所属教室の記載があるので参考になります。
合格実績をまとめた記事がこちら
各教室では、その教室の合格者数の表をもらえます。
子どもが体験授業を受けている間や、テストを受けている時にチェックしてください。
WEBスクールの活用
低学年や、近くに浜学園がない人におすすめなのがWEBスクールです。
通塾生と同じ授業・テキストで学ぶことができ、テストも受けることができます。
家庭学習の教材として、レベルが高くおすすめです。
入塾後に親がすること
マイページをチェック
浜学園に入塾が決まったら、まずはマイページ内をくまなくチェックしてください。
WEB教室内に、浜学園での学習方法の説明動画が配信されるので、親子で視聴してください。
「はまとぴ!」は学園長先生が毎月、保護者に向けて浜学園の利用方法などを発信しています。
宿題のスケジュール管理
1週間の中で、宿題のスケジュールを子どもと一緒に立てましょう。
スケジュールの立て方は、試行錯誤しながら柔軟に変更してください。
私は宿題に慣れるまでは、細かく飽きないようにスケジュールを組みました。
2年生の途中からある程度まとめて取り組めるようになったので、算数は3日、国語は2日というように分割して1週間のスケジュールを立てています。
3年生までは、こちらの表を参考にしてください。
4年生以降は、時間が入ったスケジュール表を用意して、時間の管理も一緒にできると良いと聞いています。
宿題のチェック・丸付け
宿題の丸付けをします。
赤ペンで正解が〇、不正解が/、空欄が×というように丸付けをし、不正解から解きなおして正解した場合は青ペンで〇をつけるというようにルールを決めて丸付けをします。
どこを間違えたのかが一目でわかるので、復習しやすいです。
解けない問題が出てきたら
宿題で、解き方がわからない問題が出てきたら
①解説を読む
子どもに解説を読むように伝えます。
②WEB教室の解説動画を視聴する
解説を読んでも理解できない場合は、解説動画で解き方を確認してください。
③難問解説サービスを利用する
解説動画にないものは、難問解説サービスで解説を検索してください。
④先生に質問する
子どもが質問できない子の場合は、親が教室に連絡する。
⑤復習WEBサービスを頼む
授業を受けたけれど、苦手な単元などで、再度受けたいという場合は、復習WEBサービスを申し込むとWEB授業を受けることができます。
復習テストの管理
毎週、復習テストのやり直しと、平均点、子どもの点数を管理します。
苦手な単元を把握し、長期休みなど余裕のある時に再度取り組みましょう。
また、佐藤ママのプリント整理方法を参考に、復習テストをファイリングします。
佐藤ママの塾プリント整理方法を詳しく紹介(浜学園復習テスト)
公開学力テストの管理
月に1度の公開学力テストの後も、子どもの解けた問題、解けなかった問題を把握します。
(マイページや冊子で確認するだけです。)
学習ナビや冊子で難易度や全体正答率を確認し、正答率が高いのに、子どもが出来なかった問題を中心に復習します。
難問は、解説動画を視聴するのもおすすめです。
イベント・講習会のチェック
定期的にマイページをチェックし、イベントや講習会に参加しましょう。
最近は、リアルに参加できなくても、後日動画配信をしてくれるイベントが増えています。
浜学園に入塾する前に不安を解消
私自身、浜学園に決めるまでにいくつかの塾に話を聞きに行きました。
(入塾後も全統小を受ける時に話を聞いたりしています。)
それぞれ特色があり、親の求めるものや子どもの性格などで、合う合わないがあるなと感じました。
カリキュラムの進度が浜学園や希学園は速く、日能研はゆっくりした印象です。
テキストや宿題の量も塾によって、まちまちです。
雰囲気も各塾によって違いました。
その中で、浜学園はカリキュラムとテキストの内容、講師が良いので、真面目に取り組めば学力は引きあがると感じました。
入塾前にしっかり各塾の資料をみて、実際に行ってみて、テキストとカリキュラム、同じ地域の教室の合格実績などを比較してください。
希望する学校にたくさん合格者を出している塾の、体験授業を受けることもおすすめです。
\資料請求・体験授業の予約は公式サイトから/